PTクルーザーの天井張替 参考例 カスタマイジング

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車の修理参考例

 クライラー  PTクルーザーの天井張替えの参考例です。

  今回張替えに使用した布地は 表面織物タイプのDベージュ、伸びの有る布地を使用致しました。


PTクルーザーの剥がれ落ちた天井です

 劣化したウレタンはなかなか取れにくいですが、隅々まで
きれいに下地は清掃致します。

       下地清掃はしっかりと

        最良の下地の処理ではがれの無い張替え  

ブラシできれいに削り落としたら、今度はタオルにアセトンを染みこませ、特に凹凸部分は丁寧に残っている、ウレタンのカスを拭き除きます。

 きれいに全体の残りカスを拭き除いたら、全体、特に凹凸部分をワイヤーブラシを、使用して、軽く足付け致します、足付けをする事により、ボンドの乗りを良くする効果があります
         重要な下地処理の完了          天井ボードに下地用にボンドを塗る

画像のように全体にウレタンの残りカスが無くなって、
ワイヤーブラシでの足付けが終わったら、アセトンの染み込みを考慮して、一度乾燥させます。

下地用ボンドを天井本体に塗り一度乾燥させます。
この作業は重要で、布地接着時にかなりの接着効果を発揮しますので、必ず行ってください。


         張替え用布地の接着

            取っ手部分の凹凸の接着

張り替える布地の裏側にも、下地用に軽く全体にボンドを塗り乾燥させておきます。
乾燥後、天井ボードに布地を乗せ、位置決めをします。
この時点で天井と布地が接着する事はありませんので
きちんと布地が足りなくならないように位置決め致します


位置決めが終わったら、どちらか片側を上にめくり上げ
中心部に前から後ろまでボンドを塗り、最初に中心部を
接着致します。

         取っ手部分の凹凸の接着  このような部分は少しずつボンドを塗り張って行きます 

位置決めが決まったら、片方づつボンドを再スプレー
しながら布地を張っていきます、ボンドの乾きは早いので
一気に大きな面積に塗るのではなく、すこしづつ、張る場所ごとに、ボンドを塗り接着して行きます。 

   
画像は全面を張り終えたところですが前後左右に天井
ボードより、だいぶ布地が余っているのがわかると思いますが、このぐらい布地が大きい方が、安心して作業を進める事が出来ます、天井の大きさで布地をカットすると、作業
中、どちらかが足りなくなったりしたら、最初からやり直し
ですので、くれぐれもお気を付け下さい。
             裏側の布地処理              裏側の布地処理
 
天井を張り終えたら、一度天井を裏返し、ボード周りの
天井と布地にボンドを再スプレーします。

   
ボンドを塗り終わったら余分な布地をカットします、残す布地は約15ミリ〜20ミリ、カットが終わったら、天井を表に戻し表面のシワを見ながら裏側に接着します、シワが寄ってる部分は、裏側に引っ張って張り付けるとシワは取れます
                  完成                 布地の選択
 
          完成画像です。
   
張り替える布地は伸びの無い布地より、少しは伸びの有る布地の方が、やはり張り替えは楽に行えます、色にこだわるのか、張り易い方を選ぶかです。
           布地の選択     

@ Dベージュ幅155センチ表面織柄 伸び有り
A Bライトベージュ幅150センチ表面起毛弱 やや伸びあり
B Bウルトラライトベージュグレー幅150センチ表面起毛弱
                        やや伸び有り


今回使用した、布地はDベージュ純正タイプより
濃い上品なベージューとなります。(表面編み物タイプ)
                

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