カスタマイジング ゴルフのドア修理張替え

Customizing

車の修理参考例

■ゴルフWのドアを分解しての張り替え事例


よく剥がれが見られる内張りの張替完成画像

張り部分の裏側のパネル熔着部分をきれいに取り外します
この部分は高周波カッター、ベルトサンダー、グラインダー
などを使用して削り取ります。

            張り替え部分

            布地、内部ウレタンの削除 

張り替えの為のパネル部分を外し終えたところです

純正の布地を剥がすとウレタンが残りますので、このウレタンもきれいに削除する必要がございます。
            内部ウレタンの状態確認             最重要の下地作業

このドアはまだウレタンの状態が悪く有りませんが、すでに
下地のウレタンが溶け出して有るドアも多く見られます。
その場合の下地処理方法は当社HP内 ニュービートルの
ドア張替参考例 をご覧ください。

張り替えをきれいに出来るかは、このウレタンをどれほどきれいに取り除くかが仕上がりを左右するポイントです。
         布地張り作業            張り替え作業順序

今回使用した材料は伸びのあるニット素材です、このぐらいの
凹凸が有るパネルの張り替えはまず、材料自体にどれほどの
伸びが有るかが、きれいに張り替える事の重要ポイントです。


このような凹凸の有るパネルを張る場合、から張るのでは無く、凹凸の頂点から順番にシワを伸ばしながら四方に張って行くのが妥当な張り方です、何回も張ったり、剥がしたりを繰り返す為、そのたびにボンドの接着度合いを確認して、接着が弱い場合はその都度再スプレーが必要となります。

         張り替え作業 シワの逃がし方          張り替え作用 シワの逃がし方

中心から張って行き、四方隅でシワを逃がして行きます

 このように四方端にシワを逃がして行きます。
画像で分かるように材料は大きめにカットする事をお勧め致します。
           材料と純正布地の比較
             張替完成

今回使用材料はドット柄の厚みの有る、ニット素材です。

パネルを戻して完成です、裏の削り取った部分の固定方法は
ホットメルト(PP用接着棒 溶解温度200度)を使用しました。
  他 ニット素材の張り替え材料                       凹凸ニット地ウレタン付き1m単価3000円で限定販売

こちらの商品は純正とよく似たタイプとなっております。
材料の裏に薄いウレタンが着いています

 内部ウレタンがすでに溶け出してベタベタの時は、 完全な下地処理が必要です

取り外し、清掃した内張り部分、この時点でかなりベタベタ
が感じられます。

この状態でボンドを塗ってもすぐに剥がれる為、この状態から
一皮剥く必要があります。
            溶けたウレタンを取り除く方法として一番早い方法が
道具を利用して削り取るのが早い方法です、使用する
ペーパーは60番ぐらいの荒いペーパーでペーパーにボンドを付着させるように取り除いていきます。            

この状態まで来れば、ベタベタは無く、接着可能な状態となります、あくまでも仕上がりの良さは下地が大きく関係致します。

決して下地作業を、おろそかにしては、高い完成度は望めません。

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