カスタマイジング  プラスチック ドアの張替え〜

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車の修理参考例

■プラスチック素材のドア内張りの張替え参考例


最近のドア内張りはプラスチック素材の物が多いです張替え注意点を参考に張替えてみましょう


車からドアを取り外し、張替え前の下地作業に入ります。
今回は上部にアルカンターラ、下部にビニールレザーを使用しての張替えです。
最初にシリコンオフ(ワックス、油落とし剤)でドアに着いている
ワックスなどをきれいにふき取ります。


全体を120番クラスのサンドペーパーで削り、全体に傷を着けます、この作業を完璧にしないと、張替えたのに後からだんだん剥れて来る、と言う事になってしまいます。
特に凹凸部分、アール部分など剥れ易い部分はキッチリとペーパーがけをする事が重要です。

張替える材料の伸び方向を確認

   ドア全体に下塗り用ボンドを完璧に塗ります

上部のアルカンターラには、伸びは有りませんので毛並みの方向を確認にて、左右同じ方向になるようにします。
下側のレザーは上下に伸びが来るように裁断します。
ドアの形状により、方向は変わりますが、どの方向に伸びが有った方が張り易いかで決めましょう。

足付けが終わったら、ボンドを全体に塗ります、特に凹凸部分の塗り残しは剥れの原因ですから完璧に塗りましょう。
全体に塗り終わったら、一度完璧に乾かします。
この作業はとても重要で、この後の張替え作業中、ボンドがドアから剥れてしまう事の予防となる作業です。
材料にも下塗り用ボンドを塗る    レザーの張り付け作業

張替えする、材料の裏に下塗り用ボンドを全体に万遍無く塗ります。
これも塗り終えたら一度完璧に乾かして下さい
このようにボンドは一度塗りでは無く、何回にも分けて塗る訳ですから、使用するボンドは多めに用意した方が賢明です。
ボンドを節約した余り、あとから剥れてしまった、と言う事の無いようにしましょう。

今回は2種類の材料を縫いつけて使用しましたので、ラインを正確に出して接着します。
この時両方のボンドは乾燥している為、接着はしませんので、再度、布地とドア側にボンドをスプレーします。
接着のタイミングは手にボンドが着かないぐらいの時が一番良いのですが、このタイミングだけは、皆様自身で最初に、何か他の物で練習すると、失敗は未然に防げます
両方に下塗りのボンドを最初に塗っていますから、この時は軽く表面にボンドを塗ればオッケーです。。

再スプレーを何回も行う事が成功の秘訣

   レザーの張りつけ、しわ取り作業。

特に凹凸部分はもっともはがれ易い場所ですから、必ず張り付けを行う場合は、その部分とその周りに再スプレーを確実に
行いましょう。

レザーは上から下方向に伸びるように材料を使用したのは、上から下に張って行くのと、下方向に凹凸が有る為です、ほとんどのドアはこの方向で張って行きます。
ボンドの乾燥は早いので張る部分、部分でボンドを再スプレーしながら凹凸部分はヒートガン(又はヘアドライヤー)で部分的に暖めながら張って行きます。
この時しわを、どこに寄せながら張って行くかが重要ですが、一箇所にしわを寄せるのでは無く、均等にしわを散らす事が重要です。
裏側に必ずまくって張り付ける。 全体の仕上がり

ドア本体の裏側も接着の為、足付けを行い張替えた、材料を
表のしわを伸ばしながら裏側に接着します。

完成画像となります。

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