カスタマイジング　〜BMWの天井張替に挑戦〜

■BMWの天井張り替えに挑戦

今回はBMWの天井張り替えに挑戦しませんか？（湿度の高い日はボンドに水分が吸収されるので注意）

純正の天井を車から取り外します、回りの邪魔になる部品をすべて取り外して天井を外します。		純正の布地とウレタンをきれいに剥すのが成功の第一歩！きれいに取り除かないと、元のウレタンが又剥がれます。 せっかく張り替えたのに台無しになってしまいます。
清掃は完璧に　　　　　　　　　　　　　　　　　下地用ボンドを塗る
布地は簡単に剥がれますがウレタンはなかなかきれいに取れません、硬いブラシなどで力を抜いてきれいに落としましょう。 最後に残った細かなカスはホウキできれいに掃き取るか、エアーが有る場合、ダストガンなどで吹き飛ばすなど、出来るだけ きれいに致しましょう。 ベタベタのカスの場合は手に軍手を着け、表面を力を抜いてなぞるとベタベタが軍手に付着してきりいに取り除くことが出来ます。		きれいに清掃が終わったら天井のボード全体にボンドを塗ります特に凹凸の部分は塗り残しの無いように完璧に塗りましょう。 ここで塗るボンドは接着の為では無く、あくまでも下地の為の ボンドと考えた方がよろしいです。 ボンド自体の乾燥は凄く早いので、ここで塗ったボンドだけで 接着しようとするのは無理です、あくまでも下地用です。 注意 雨の日や湿度の高い日はボンドを塗ると空気中の水分がボンドに吸収され、触ってみると、手に水分が着くのがわかります、このような日の作業は剥がれの原因になりますので避けて下さい。
布地にも下地用ボンドを塗る　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中心位置を決め再ｽﾌﾟﾚｰしながら張り込む
布地の方にも均等に全面にボンドを塗ります。 部分的に集中して塗ると、その部分だけが乾燥せず接着しない場合がありますので注意して下さい。 布地の前と後ろに中心の印を付けておくと便利です。 布地も天井同様、ボンドの乾燥は早いですから、乾燥しても決して焦る事はありません、逆にベタベタの状態で天井に張り付けると位置合わせの場合など、剥がれなくなり布地を無駄にしてしまう事になるのでご注意下さい。 注意 材料は十分に御用意して、余った布地にボンドを塗り、どのタイミングが一番接着力が強いのかを最初に見きわめる事が重要です、見た目は接着していても、後から剥がれる場合がありますので必ず事前にテストを行いましょう。		次に天井に布地をかぶせ、中心の位置を合わせ中心位置が決まったら布地を折り曲げないようにまくり、中心部にボンドを軽く再スプレーして下さい、天井と、布地には最初にボンドを塗ってある為、強力に接着します。（最初に全体にボンドを塗るのはこの為です） あとは、天井を4分割に見立て、張る部分部分に再スプレーをしながら張って行くのが失敗の無い方法です。
焦らず部分部分に再スプレーしながら張り込む　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　浮いている場所が無いかチェック
凹凸部分はボンドを再スプレーしながら、しわ　を逃がしながら 張って行きます。 この画像の場合で説明しますと、最初に取っ手部分を張り、次に順番に上方向に張って行きます、あくまでも全体を張ってしまってから取っ手などの凹凸部分を押し付けて張ろうとはしないで下さい、時間がかかってボンドが乾燥した場合は再スプレーする事で強力に接着しますので焦らずに作業をする事が重要です。		これが全体に張り終えた状態です。 端の方を剥がれないか、接着しているか、一度剥がすように 引っ張ってみると、接着の弱い場所は剥がれますから再度 ボンドを塗り接着する必要があります。 最終チェックとして、浮いている箇所が無いか、と、仕上げの意味で軍手を手に装着して全体を手の平で圧着しましょう。
次は張った後の処理　　完成までもう少し		完成
天井を裏返しにして余った布地を裏にボンドで巻き込みます、あまり短めに切らないことです。裏に布地を接着する事により、表面の端にしわがあっても、裏に引っ張り接着すると、しわが消えますので表を確認しながら、裏側に接着して下さい。		最後に既存の穴を開けて完成です。 車種により天井を外す為にシートの脱着が必要な車もあります。取り付け作業は2人でする事をお勧め致します。 天井の張り方はその他の車種でも同じですから、その他の車種の事例も是非参考にして頂ければ、完璧な張替えが行えます。 ボンドなど、有機溶剤を使用致しますので、防じんマスクを使用し、換気の良い場所での作業を行いましょう。
サンルーフスイッチカバーの爪折れ修理方法

≫前のページに戻る